ローマGP開催決定!!

ESPN F1によると、ローマGPの開催契約が成立したとのこと。2012または2013年にも開催。伝統あるモナコの他、ヴァレンシアやシンガポールに続き市街地コースがまた増える。フェニックスやアデレードでF1が行われなくなり久しいが(行われている頃は知らないが)、再び市街地でのF1開催が見直されつつあるのだろうか。90年代までは安全性が問題視されてきたが、現在はパーマネントサーキット建設や維持、その周辺のインフラ整備などのコストが最大の関心事となっているためか。

少し前には東京で市街地F1という噂もあった。確かに東京でのF1開催はエクレストンにとって魅力的だろう。日本GPは鈴鹿という地方で行われるにも関わらず、世界トップクラスの集客力(2002年頃の全盛期は決勝のみで15万人以上)を誇るのだから。

しかし、東京は市街地F1を行うにはハードルが高すぎる。最大の問題は過密。集客は見込めるが逆に世界最大の都市圏を持つということが仇になるだろう。人口密度だけで言えばモナコマカオの方がずっと高い。だが絶対数に目を向けると東京は文字通りケタ違い。東京の摩天楼の中を駆け抜けるF1は絵になるだろうが、都内の幹線道路が金土日それぞれ数時間ずつ封鎖されるとなると大きな反発が起こる事が容易に予想できる。またピット設備などを配置するスペースも探し出さなければならない。その他に、文化やノウハウといったものも必要となるし、開催のための費用を誰が支払うのかということも大きな議論の的となるであろう。が、現実的ではないと言いつつも、生きているうちに見てみたいという気持ちもある。

それにしてもモンツァが残ってよかった。