エイリアス・シンボリックリンク
Macでは通常コンテキストメニューからエイリアス。Windowsでいうところのショートカット。Linuxではシンボリックリンクもしくはsymlinkなどと呼ばれますが、これをターミナルで作成するには
$ ln -s target destination
とすればできます。ln は link, '-s' は symbolic を表すそうな。targetがFinderで「オリジナル」と表示される、実体のファイルまたはフォルダです。destinationはディレクトリを指定したときにはそのディレクトリ直下にリンクが作成されますが、別のファイル名を指定したらその名前のsymlinkができます。例えば
$ sudo ln -s /usr/local/apache-tomcat-5.5.25 /usr/local/tomcat
としたらtomcatという名前のsymlinkができます。Javaなど複数のバージョンが混在しているときに最新版を指すsymlinkを作成するという方法がよく使われたりします。target, destinationの場所によってはsudoが必要になるかも。ちなみに
$ ls -l [symlink]
でどのファイルへのリンクかを確認することができます。
Macではエイリアスは右クリックで簡単に作れるわけですが、ターミナルを使うメリットの一つはワイルドカードが使えること。フォルダ内がごちゃごちゃしていても、例えば .mov ファイルだけエイリアスを作りたいというときは
$ ln -s *.mov dest
とするだけでできます。こういうときにコマンドラインは強さを発揮するわけです。